2 第二章 月宮– category –
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 2 第二章 月宮
	第二章の登場人物
月宮:神々が住む月の世界。 ウジ:原初の神。女神。ホムラ:炎の神。男神。世界の始まりとともに誕生する。クハラ:天神。男神。神を生む神。ムスビ:地母神。女神。生き物を生む神。ヒルメ:太陽神。女神。ヒノワ:月神。男神。イセ:風神。男神。ミツハ... - 
	
		
 2 第二章 月宮
	第五話 お前は私の眷属になった。
「これは隠舟といって、一時的に神の力を使えるようにするものだから。地上には何があるかわからないから、気をつけて。」 イセは二柱を激励する。「いろいろと準備していただき、ありがとうございます。無事に務めを果たしてきます」 シラスに気負いは... - 
	
		
 2 第二章 月宮
	第四話 神器
シキの案内で三柱はイセの住む宮を訪れた。川と森が近く自然が豊かであり、丈の低い草原の中に建てられていた。イセの宮ではあるが、ミツハとミカゴもともに暮らしているとのことだった。「いらっしゃい!さあ、入って!」 三柱をミカゴが迎え、廊下を... - 
	
		
 2 第二章 月宮
	第三話 宴の席
ヒルメに通された板張りの広間の中央に鯛に、シキはとくに悪びれることもなく答える。「ウジ様とホムラ様に関しては、異次元すぎて知恵ではどうにもならないよ」 歓迎の宴が開かれた数日後。シラスとキサイの二柱のもとにシキが訪れた。「イセが君たち... - 
	
		
 2 第二章 月宮
	第二話 宴の席
シキの自己紹介にシラスとキサイは居住まいを正し座礼した。「俺の役割はお前たちに託して、地上で暮らそうと思う。おもしろい生き物が生まれたらしくてな。俺は神を辞める」 クハラの話ではムスビも神を辞めて地上にいる。ホムラも地上を放浪している... - 
	
		
 2 第二章 月宮
	第一話 世界の始まり
男は気がつくと、広々とした板の間に胡座むと、女性も微笑んだ。不意に、引き戸が引かれて男性が広間に入ってくる。「待たせたな、お前ら。何もわからないと思うから、今からざっくり説明する。楽にして聞いてくれ」 唐突に現れた男は、ゆっくりと話し... 
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