5 終章 未来– category –
-
5 終章 未来
第三話 海と鏡の管理者
ヤマク村を出発して人目につかないところまで離れたところで、ミヒルとイセイ、シキの三柱は隠舟から千尋水鏡を取り出す。すると、さきほど筒が伸びてきた船壁の近くからちょうど鏡が納まる大きさの受け皿がぬるりと飛び出る。ミヒルはそこに鏡を納める... -
5 終章 未来
第二話 ここでお別れだ。
隠舟いませんでした。無事に神器を備えることができましたし、タルケも幼いながら管理者としての自覚があるようですよ」「……そうですか」 イセイはミヒルから探るような視線を感じる。少し気になったが、病み上がりのためか、と思い直す。 ミヒルとイ... -
5 終章 未来
第一話 回復
イセイとオキヒが冥界を求めて探索に出た日の夜。ミヒルは足の怪我により熱に浮かされ、シキの小屋で眠っていた。ミヒルが眠りにつく前、食事や薬を探してくると言い残し、シキは小屋を留守にしていた。 それからどのくらい経っただろう。熱と痛みでミ...
1